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フェイスブックCEO、「表現の自由」の制限に危機感

【シリコンバレー=奥平和行】米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は17日、ワシントンのジョージタウン大学で講演し、「表現の自由」が制限されつつある現状に危機感を示した。自社のコンテンツが批判を受けていることを念頭に対策を説明し、社会的な対応の強化を訴えた。

講演でザッカーバーグ氏は米国における表現の自由の歴史を振り返り、自社がこうした価値観を重視して事業を進めていると強調した。ただ、過度の自由が偽ニュースの拡散といった問題を引き起こした経緯を受け、対策として「毎年、数十億の偽アカウントを削除している」などと説明した。

一方、中国発のインターネットを活用したサービスが世界に広がっていることを念頭に、表現の自由を守ることの重要性を強調した。中国の動画アプリ「ティックトック」が香港のデモに関連したコンテンツを制限していることに触れ、「こうしたネットの世界が我々の求めているものなのか」と疑問を呈した。

自社のようなプラットフォーム(基盤)を運営する企業が判断を誤ると表現の自由を侵害する恐れがあることも指摘し、コンテンツの掲載可否などを判断する独立した委員会を設置したと説明した。ただ、民間企業がコンテンツの判断で強い力を持つことには否定的な見解を示し、「より民主的なプロセス、明確なルール、新たな機関」を求めた。

ザッカーバーグ氏がこうした主張を展開する背景には、同社のサービスが2016年の米大統領選に際して偽ニュースの拡散に使われるなどして社会的な批判が高まった事情がある。23日には米議会の公聴会に出席し、約1年半ぶりに証言する。

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