欧州経済界、英・EU合意歓迎 英議会「現実的判断を」

2019/10/18 0:53
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【ロンドン=佐竹実】英国と欧州連合(EU)が17日に離脱条件の修正で合意したことを受け、経済団体からは歓迎の声が相次いだ。10月末の円滑な離脱に一歩近づいたことを評価する一方で、離脱期限の延期を繰り返すことは解決にならないとの指摘もある。「現実的な判断を」として、英議会の承認を求めた。

EU離脱に伴い、英国の製造業は受注減などに直面している(日産自動車の英サンダーランド工場)

経済界が恐れていたのは交渉が決裂して関税が突如復活する「合意なき離脱」だったが、17日に交渉チームが離脱条件の修正に合意したことで危機感は薄らいだ。英国経営者協会は同日の声明で、「企業は英国とEUが合意に達したことを歓迎するだろう」とした。

ドイツ産業連盟(BDI)のヨアヒム・ラング事務局長も声明で「英国とEUがついに合意に至ったことに、ドイツの経済界は安堵している。欧州と英国の貿易に深刻な損害をもたらすことを避けるため移行期間は重要だ」と述べた。

ただ、19日に予定される英議会で離脱案が承認されるかはなお不透明で、英国経営者協会は「さらなる延期は無秩序な離脱を回避することにはならない。全ての議員は現実的な判断をすべきだ」と指摘した。

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