給食から消えた和食 子どもの舌を取り戻せ
和食リセット(3)

和食リセット
2019/10/20 2:02 (2019/10/24 2:00更新)
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日本経済新聞 電子版
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「昆布とかつお節を一緒に口に含んでごらん」

料理研究家の柳原尚之(40)が話しかけると、教室がしんと静まりかえった。少しすると、子どもたちがざわめき始めた。

「あ、おいしい」「いい香りだ!」

■小学校で和食を伝える

江戸時代に興り、和食を伝える「近茶流」の継承者である柳原は今、小学校の教壇に立つ。10月半ばのこの日は、東京都千代田区にある私立雙葉小学校を訪れた。担当したのは「味覚の授業」。今年で9回目となる食育活動で、全国の学校を料理人や料理研究家が訪れ、子どもたちに食文化を伝える取り組みだ。

【前回記事】 おにぎりの「適正価格」 ミシュラン店の問題提起

料理研究家の柳原尚之は小学校の教壇に立つ

料理研究家の柳原尚之は小学校の教壇に立つ

授業が終わると、教壇には柳原を囲む子どもたちの輪が自然にできた。

「かつお節って木みたいに堅いよ」

「削り器ってこうなってるんだ」

一昔前の人なら当たり前のことにも子どもたちは驚く。多くの子どもにとっては、初めて見るものだからだ。

■人気ランキングでは急落

和食が好きと答える人は半分以下で、1998年には好きな料理で7位にいた「野菜の煮物」は24位。…

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