タイ・ユニオン、ベンチャーファンドを創設 食に照準

東南アジア
アジアBiz
2019/10/17 20:58
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【バンコク=岸本まりみ】ツナ缶世界最大手のタイ・ユニオン・グループは17日、3000万ドル(約32億円)規模のベンチャーファンドを立ち上げたと発表した。食に技術革新を起こすフードテック分野に投資する。第1号案件として、イスラエルの昆虫食を手掛けるスタートアップに投資するなどして、食の技術開発を通じ多様化する消費者ニーズに応える。

タイ・ユニオンが生産するツナ缶

代替たんぱく質、機能性栄養、バリューチェーン技術の3分野に重点的に投資する。タイ・ユニオンのティラポン・チャンシリ最高経営責任者(CEO)は「革新的な新興企業と協力関係を広げていく」と強調した。

第1号の投資先となるイスラエルの「フライング・スパーク」は、新鮮な果物を食べるミバエの幼虫を利用して栄養価が高いたんぱく質を提供するスタートアップ企業だ。鉄分やカルシウム、マグネシウムなどを多く含む粉末として、様々な食品や飼料に練り込むことができるという。具体的な出資額については明らかにしていない。

タイ・ユニオンはツナ缶や冷凍シーフードなどを主力とするタイの食品大手。2018年12月期の売上高は前年比1%減の約1333億バーツ(約4665億円)。

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