米ヒルトンが富山に進出 立山・高山観光のハブに

2019/10/17 19:49
保存
共有
印刷
その他

米ヒルトンは17日、2022年に富山市でホテルを開業させると発表した。大規模な宴会場は持たず宿泊を中心とした施設とし、観光客やビジネス客の需要を見込む。ヒルトンが北陸3県に進出するのは初めて。北陸新幹線は台風の影響で当面運休や減便が続く見通しだが、ホテル事業者の開発意欲は依然高い。

米ヒルトンは富山駅前にホテルを開業する(富山駅南側)

米ヒルトンは富山駅前にホテルを開業する(富山駅南側)

ホテルの名称は「ダブルツリーbyヒルトン」で、富山駅南側の駅から徒歩数分の場所に201室を持つ施設を設ける。宿泊を中心とする「ダブルツリー」ブランドの施設は国内では沖縄県に3カ所あり、宿泊料金は1室あたり1万5000円~2万円という。「ダブルツリー」ブランドでの進出は本州では富山県が初めて。

ホテルの開発と所有は不動産開発の池田ホテルマネジメント(大阪市)が担い、ヒルトンが運営を受託する。

ヒルトンは日本の地方都市への進出を積極化しており、長崎市や広島市への出店も決まっている。富山は「様々な魅力的な観光拠点がある地域」(同社)とみており、立山黒部アルペンルートや古い街並みで知られる岐阜県高山市などを訪れる訪日客の需要が見込めると判断した。

北陸では米ハイアットが20年にJR金沢駅前にホテルを開業する予定。ヒルトンも「北陸の他の都市でも進出を探っていきたい」と話している。他の外資系企業にも同様の動きが広がりそうだ。

ヒルトンの進出について富山市内のホテルの運営責任者は「著名な外資ブランドの進出は富山が注目される契機になる。競い合って施設やサービスの質を上げていきたい」と話す。

富山県の18年の外国人延べ宿泊者数は前年比6.4%増の30万6200人。石川県は25.3%増の97万3950人で、伸び率、人数とも大きな差がある。特に欧米人の集客が課題になっており、外資系ホテルの進出をどう生かすかがポイントになる。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]