多摩川の無堤防部分、早期施工を要請へ 世田谷区長

2019/10/17 17:54
保存
共有
印刷
その他

多摩川が氾濫し、道路が冠水した住宅街(12日夜、東京・世田谷)

多摩川が氾濫し、道路が冠水した住宅街(12日夜、東京・世田谷)

東京都世田谷区の保坂展人区長は17日の記者会見で、台風19号による多摩川の氾濫に関連し、堤防のない部分を早期に解消するよう国土交通省に要請する意向を示した。東急電鉄の二子玉川駅に近い世田谷区側の川沿い約540メートルが無堤防で、住宅などの浸水被害が拡大した。多摩川は国管理の1級河川で、区は国に早期の堤防設計・施工を求める。

区によると、国交省は2015年ごろから堤防整備に向け、川沿いの住民らと協議を重ねてきた。眺望の確保や人の通行量の増大を理由に同意しない住民がいたが、19年6月に合意が得られたという。

台風19号の被害対応を説明する世田谷区の保坂区長

台風19号の被害対応を説明する世田谷区の保坂区長

12日以降の浸水被害により、世田谷区内では最大で約5300人の住民が避難所に避難した。保坂区長は「人口過密で居住人口すべてが避難所に入るのは難しい。(建物の上階に逃げる)垂直避難も含め、綿密な計画を立てたい」と強調。区として、多摩川の浸水対策を再検討する方針も明らかにした。

【関連記事】
多摩川が氾濫 東京・二子玉川、堤防ない場所
多摩川氾濫で浸水「怖かった」 東京・二子玉川
台風19号、首都圏に浸水もたらす 想定上回る雨で
台風、エネルギー供給に盲点 タワマン停電、風力は停止
巨大台風、「堤防神話」崩す
台風土砂流出、海にくっきり 衛星「しきさい」撮影

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]