福生病院を提訴 透析中止で死亡女性の遺族

2019/10/17 17:13
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東京都福生市の公立福生病院で2018年、人工透析を中止した腎臓病患者の女性(当時44)が死亡した問題で、女性の夫と次男が17日、女性の意思に反して透析を再開しなかったとして、病院を運営する福生病院組合に2200万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

訴状などによると、女性は18年8月9日に受診。医師は体に管を入れる透析方法とともに、死につながる危険性を伝えた上で透析をやめる選択肢を提示し、女性は透析中止に同意する署名をした。その後入院し、同月16日には看護師に「こんなに苦しいなら透析した方がいい。撤回する」と話したが、同日死亡した。

遺族側は、女性は人工透析により生き続けることができ、死期も切迫していなかったとして、「治療行為の中止として許容されるものではない」と主張。透析中止を撤回できることを医師らが説明しなかったと訴えている。

女性の夫は弁護団を通じて「他の人にも同じことが起きてはいけないし、透析を再開してくれなかったのはなぜなのか、はっきり知りたい」とコメント。病院側代理人弁護士は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

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