ダボス会議、「持続可能な世界」をテーマに、20年1月

2019/10/17 16:49
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【ジュネーブ=細川倫太郎】2020年1月にスイスで開催する「ダボス会議」は、持続可能な世界を統一テーマに議論する。温暖化などの気候変動は主要議題の一つで、環境負担の軽減と経済成長の両立を模索する。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」などの最先端技術をどう生かすかも焦点になる。

ダボス会議には世界各国の首脳や経営者ら約3000人が参加する(2019年の会場)=ロイター

ダボス会議は世界各国の首脳や経営者らが一堂に集まる国際会議。50周年の節目となる次回は、20年1月21~24日に開く。主催する世界経済フォーラム(WEF)は17日、テーマを「ステークホルダーがつくる持続可能で結束した世界」にすると発表した。参加者は明らかになっていないが、主要20カ国・地域(G20)の政財界のリーダーら約3000人が参加する見通しだ。

近年、世界各地で猛暑や干ばつなどの異常気象が頻発し、気候変動問題への対策が急務となっている。WEFのクラウス・シュワブ会長は「(温暖化対策に向けた)我々の努力は危険なほど不足している」と話す。企業経営や投資でも環境配慮やガバナンスを重視する「ESG」が重視されており、会議でも議題になりそうだ。

人工知能(AI)やIoTなどの技術革新も重要テーマで、デジタル時代に対応した人材育成についても話し合う。WEFは米中の技術覇権争いなどを念頭に「テクノロジー戦争」を回避する方法も議題に挙げている。

ダボス会議はその時々の課題を反映したテーマを設定してきた。09年は金融危機後の世界経済の再建を議論し、その後は中国やブラジルなど新興国の成長を取り上げた。近年は貧困などの社会問題の解消や産業の高度化のカギとなる技術革新が主要議題となっている。

第4次産業革命を統一テーマにした前回の会議には、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)や中国のアリババ集団創業者の馬雲(ジャック・マー)氏らが参加。AIの可能性や、個人データ保護など新たなルールの整備の必要性などを話し合った。

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