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投信コラム

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長期で好成績が続く「米国成長株」(話題の投信)

2019/10/23 12:00
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「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」が好成績を上げ続けている。成長性の高い米国企業の株式に投資するアクティブ運用のファンドシリーズで、決算頻度や為替ヘッジの有無が異なる4本がある。このうち2006年5月から運用実績のある年2回決算型で為替ヘッジありの「Aコース」と為替ヘッジなしの「Bコース」は、長寿ファンドの中でも堅調ぶりが際立っている。

■上昇局面にも下落局面にも強い

AコースとBコースの運用成績を先進国株式指数「MSCIコクサイ・インデックス(円ベース)」に連動するインデックス型投信の平均と比べたところ、1年、3年、5年、10年のどの期間でも同ファンドが上回った(図表1)。10年以上実績がある先進国株式型のアクティブファンドは国内に170本程度あるが、全期間が平均を上回ったのは7本しかない。このうち2本が「米国成長株投信」だ。

リターンが高いだけではなく、相場の下落局面にも強い特性を持つ。過去5年でMSCIコクサイ指数が上昇した月の平均リターンと下落した月の平均リターンを算出し、Bコースと比較したところ、上昇追随率が110.8%で、下落追随率は75.1%だった(図表2)。これは指数が上がるときは同ファンドのパフォーマンスがそれ以上に上昇し、逆に下落局面でそれほど下がらなかったことを示す。

■「卓越したビジネス」に投資

長期にわたる好成績の背景には、「卓越したビジネスに投資する」という運用哲学がある。卓越したビジネスとは、「質の高い成長企業」のこと。短期的なリターンを狙うのではなく、一貫した運用哲学に基づき、長期の安定成長が期待できる企業を厳選して、組み入れているのがこのファンドの最大の特徴だ。

質の高い企業の選別基準は、(1)安定的かつ持続的な成長性(2)高い収益力(3)財務の健全性――の3点。この評価軸に照らし合わせて、稼いだ利益を将来のために使いながら、外部環境に左右されずに成長を続ける「勝ち組」の企業を選んでいる。

銘柄選びで特に重視する財務指標は、総資産利益率(ROA)だ。企業の「稼ぐ力」を測る指標のひとつで、資産を使ってどれだけ効率良く利益を生み出したかを示す。ROAの高さや傾向などで分析する独自の「収益持続リターンモデル」を使い、持続的に高いリターンを上げられる企業を抽出。このプロセスで組み入れ候補を1000銘柄から300銘柄程度まで絞り込む。

■ESGの観点からも分析

最終的に組み入れる銘柄を決めるのは、ポートフォリオマネジャー3人とアナリスト8人で構成する米国本社の運用チーム。「ベテランから若手まで多様なメンバーで運用の再現性を確保しつつ、幅広い視点を取り込んで調査分析できる体制」(アライアンス・バーンスタイン日本法人の岡田章昌・運用戦略部長)になっている。

1年前からESG(環境・社会・企業統治)投資専門のアナリストが運用チームのメンバーに加わった。「ESGの観点での企業分析は、長期で持続可能なビジネスかどうかの判断に役立つ」(運用チームのフランク・カルーソ最高投資責任者=CIO)という考えが背景にある。ESGアナリストは企業と接触する際の窓口が多いため、より多角的に企業を分析できるメリットもあるという。

組み入れているのは9月末時点で49銘柄。上位には世界的に有名な企業がズラリと並ぶ。アルファベット(米グーグルの親会社)やマイクロソフトなどのハイテク株だけでなく、クレジットカードのVISA、ホームセンター大手のホーム・デポ、飲料のモンスタービバレッジなど身近な業種の銘柄が入っている。

■「予想分配金提示型」の毎月分配タイプも

「米国成長株投信」には、14年9月に設定した毎月分配型のCコース(為替ヘッジあり)と「Dコース(為替ヘッジなし)」もある。どちらも基準価格に応じて支払われる分配金が決まる「予想分配金提示型」。基準価格が上昇すれば、あらかじめ提示された基準に沿って分配金額が増加する。投資家にとっては受け取る分配金額が見積もりやすい。

4ファンドを合わせた純資産総額は9月末時点で5388億円。このうち最大はDコースの3071億円で、年初来の資金流入額(1~9月の推計値で449億円)は先進国株式型投信(ETFを除く)の中でも5位以内に入る。

(QUICK資産運用研究所 望月瑞希)

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