資生堂は17日、高級ブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」の限定商品を21日に発売すると発表した。着物のデザインをあしらったパッケージで、和のイメージを持たせるよう演出した。同ブランドの主要顧客は30~40代が中心だが、新たなイメージを訴求してより若い20代の獲得を目指す。
クレ・ド・ポー ボーテは現在日本を含め世界14の国と地域で販売している。2018年の売上高は1220億円。同社の1000億円以上ブランドはほかに「SHISEIDO」のみで、主力ブランドとなっている。
容器に着物のデザインを施した口紅や美容液など計6種類を、数量限定で販売する。想定価格は口紅が税別5000~6000円、美容液が同1万4000円となる。国内の百貨店や化粧品専門店のほか海外でも売る。
18日から20日までの間、JR原宿駅(東京・渋谷)前にクレ・ド・ポー ボーテのポップアップストアを開く。デジタルアートを用いてコンセプトを演出するほか、実際にメークを試せる。若者や訪日客が多い原宿で幅広い層の来場を見込む。