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郡山市で青酸ソーダ流出 川氾濫でメッキ工場から

(更新)

福島県郡山市は17日までに、台風19号による阿武隈川の氾濫で、市内のメッキ工場の生産ラインや薬品保管庫から猛毒のシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)が流出したと発表した。市は周辺の約20世帯に避難を呼び掛けた。

市保健所によると、流出があったのは、同市富久山町福原上台のメッキ加工会社「エム・ティ・アイ」の工場。工場や周辺は川の氾濫で大規模な浸水被害が出た。水がひいた16日午後に工場の排水をためる調整池を市が調べた結果、排出基準の46倍に当たる濃度のシアン化ナトリウムを検出した。保管庫には20キロ入りの缶が2缶残っていたが、在庫管理の台帳も流出したため、流出した総量は分かっていない。

同社の社員らが16日に工場の復旧作業に従事したが、健康被害を訴えた人はいない。

シアン化ナトリウムは金属のメッキなどに広く用いられている。口に入れたりガスを吸い込んだりすると、呼吸困難やめまいを引き起こし、数秒で死亡することもある。〔共同〕

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