和食の危機、救うのは外国人 増える板前修行 - 日本経済新聞
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和食の危機、救うのは外国人 増える板前修行

和食リセット(1)

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和食、食べていますか?

ごはん、味噌汁、漬物、焼き魚……。日々を彩ってきた料理が、日本の食卓で目立たなくなっている。コメの購入量はパンを下回り、好きな食べ物の上位はラーメン、カレー。和食といわれると、高級な料理店を思い浮かべる人もいるだろう。

なぜ廃れるのか。消費者の好みをつかみ、グローバルで事業を考える。将来を支える担い手をきちんと育てる。他のあらゆる産業で当たり前の成長への努力を、「伝統」の名の下に怠ってきたからではないか。

和食リセット。世界の人に食べてもらうために、足元から見つめ直すべきときがきている。

半数以上は留学生

時計を気にしながら、大根を手に一心に包丁を動かす。東京都世田谷区にある東京すし和食調理専門学校の1年生は、和食の基礎を徹底的にたたき込まれる。大根のかつらむき、卵焼き、アジの三枚おろし。これらを一定の時間で終える試験に向き合う学生の半分以上は、外国生まれの留学生たちだ。

フィリピン出身の

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和食リセット

和食離れが続いている。好きな料理では焼き肉やラーメンの人気が高まり、コメの消費量は右肩下がりだ。だが、洋食や中華料理に押されているのは、和食がその魅力を十分に消費者に伝えられず、担い手作りが遅れてきたためでもある。反転攻勢に向けて和食を見つめ直し、輝きを取り戻そうとする動きが広がってきた。

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