救助阻む巨岩、重機使えず 宮城県丸森町

台風19号
2019/10/16 19:44
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台風19号による複数の死者と行方不明者が出ている宮城県丸森町の土砂災害現場では、16日午後も多くの警察官らが捜索に当たった。

発生からは生存率低下の目安となる72時間以上が経過したが、道路の寸断や二次災害の危険で重機が使えず、一面を覆う巨大な岩の間や土砂をかき分けて捜す作業は困難を極めた。手掛かりを求める不明者の家族らは心配そうに見守った。

現場付近は山肌があらわになり、家があったはずの場所には直径数メートルの岩やなぎ倒された木が無数に散乱する。落石や土砂災害の恐れがあるため、警察官らはスコップやバケツを使い、手作業で泥を取り除いていた。

目の前の道路は崩れ落ち、すぐに重機を入れられる状況にはないという。ある警察官は「本当はもっと早く進めたいが、リスクが多い」と悔しそうにつぶやいた。

家族が行方不明となっているトラック運転手の大槻恵太さん(36)は15日に続いて捜索を見守った。「小さい頃はここで遊んで育ったが、景色が変わってしまった」と肩を落とし「救助隊の人たちには感謝でいっぱい。早く全員見つかってほしい」と話した。

〔共同〕

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