スバル、群馬の工場を停止 台風で部品調達に支障

台風19号
2019/10/16 15:41 (2019/10/16 18:40更新)
保存
共有
印刷
その他

SUBARUの群馬製作所本工場

SUBARUの群馬製作所本工場

SUBARU(スバル)は16日、国内唯一の四輪車工場の群馬製作所(群馬県太田市)の操業を、同日午後3時15分から停止したと発表した。部品メーカーの工場が台風19号の影響で浸水し、部品の調達に支障が出る見通しとなったため。同社は25日の再開を目指す。台風によるサプライチェーン(供給網)の被害で、大手製造業が最終製品の生産を止めるのが明らかになるのは初めてだ。

スバルが操業を停止するのは、群馬製作所のうち完成車を生産する本工場と矢島工場のほか、エンジン・トランスミッションの大泉工場の国内向け生産ライン。大泉工場の海外向けの生産は継続する。

同製作所では、鋼板をプレスして作る車体の構造部品の一部の調達が難しくなる見通しとなった。この部品は2次取引先が車体部品メーカーに供給している。スバルは台風による被災後、在庫で対応し部品メーカーに人を送るなど支援をしてきた。

スバルは台風19号の上陸に備えて12日午後から操業を停止し、工場の直接の被害はなく安全が確認できたため、14日午前から再開していた。供給網の被害が深刻なことが明らかになり、2日あまりで再び停止に追い込まれた。

今回の台風では、トヨタ自動車など他の完成車メーカーも操業の一時停止を決め、14日から予定通り生産を再開している。トヨタは子会社の三重、岐阜、福岡県の3工場を一時停止した後に再開し、16日以降も全工場を通常稼働させる予定だ。

三重県や埼玉県の完成車2工場を含む4工場を停止させていたホンダも16日以降も国内工場は通常稼働させる。2次部品メーカーの工場の一部で影響もあったが、「現時点で操業に影響はない」(同社)としている。

日産自動車は12日と13日は土日のため工場は休業で、14日から通常稼働していた。「一部の部品メーカーが被害を受けたとの報告はあるが、現段階で自社の生産での影響は出ていない」(日産)という。

台風19号では車載部品大手のアルプスアルパインが福島県いわき市の子会社工場で生産設備の一部が浸水するなどし、稼働を止めていた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]