セブン&アイ・フード、調理ロボ導入 たこ焼きとソフト担当
7時間分の労働力提供

2019/10/16 13:57
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セブン&アイ・フードシステムズは16日、商業施設内で展開する飲食店「ポッポ」に調理ロボットを導入したと発表した。調理ロボットベンチャーのコネクテッドロボティクス(東京都小金井市)が開発したたこ焼きの調理ロボなどを導入。1日7時間分の労働力になるとみている。運用方法などを検証し、将来的には主力の「デニーズ」などでの展開も検討する。

コーンを載せるとソフトクリームを自動で巻き上げ、来店客に渡す

ロボットアームがたこ焼き生地や具材を鉄板に入れ、形を整えていく

イトーヨーカドー幕張店(千葉市)内で17日に改装オープンするポッポ幕張店(同)にたこ焼き調理ロボと、ソフトクリームの作成ロボを導入する。たこ焼きの場合は生地を流し込み、20分で96個を焼き上げる。仕込みやトッピングは従業員が担当する。ソフトクリームロボットの場合はコーンを載せれば自動でクリームを巻き上げ、来店客に提供する仕組みだ。

たこ焼きは焼き方によってムラが生まれ、品質にもぶれが出やすい。新人の研修にも20時間ほど要していたという。ロボットは画像認識で焼き加減を確認しながら、外はこんがり、中はふっくらな状態で均等に焼き上げられるという。商業施設内の立地であることから、ロボのアームが調理をするシーンを客席から見えるようにして、家族客などへの集客効果も期待する。

ポッポ幕張店では店舗全体の労働時間が平均で1日60時間ほどだが、ロボットの導入で7時間ほどの効率化を見込んでいる。セブン&アイ・フードシステムズは、今回の運用状況を検証した上で、他のメニューへの展開や洗浄ロボットの導入なども検討するという。小松雅美社長は「厨房の作業でも生産性が低い部分を中心に機械化を進めていきたい」と話した。

また、コネクテッドロボティクスの沢登哲也社長は「産業用ロボの小型化とコモディティー化が進んでいる。外食産業の重労働をロボで代替する」と語る。同社は2014年に沢登氏が創業したスタートアップ企業で、これまでに長崎ハウステンボスへの導入実績がある。21年まで100台の導入をめざすという。

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