小金井刺傷、警備巡り初弁論 都などは争う姿勢

2019/10/16 13:13
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東京都小金井市で2016年、音楽活動をしていた冨田真由さんがファンの男に刺されて一時重体になった事件で、警視庁が必要な警備を怠ったなどとして、冨田さんと母親が都や加害者の男、所属していた芸能事務所に計約7600万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、東京地裁(余多分宏聡裁判長)であり、都と事務所は請求棄却を求めた。

訴状によると、殺人未遂罪などで実刑判決が確定した岩崎友宏受刑者(31)が事件前、ツイッターやブログに「(冨田さんを)殺したい」と書き込んでいたため、冨田さんは警視庁に相談した。しかし、警視庁は岩崎受刑者に警告せず、約束したライブ会場周辺の見回りもしなかったと主張。芸能事務所は安全配慮義務を怠ったとしている。

都は、岩崎受刑者の書き込み内容について「事件後の捜査で判明した」と反論した。岩崎受刑者はこの日までに答弁書を提出せず、地裁は審理を分離した。

冨田さんは16年5月21日、ライブハウスが入る小金井市内の建物で首や胸などを刺された。警視庁は同年12月、安全を早急に確保する必要があると判断すべきだったとの検証結果を公表、冨田さんと家族に謝罪した。〔共同〕

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