山間部捜索「早く救助を」 台風被害の宮城・丸森町

2019/10/16 12:48
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行方不明者の捜索が続く宮城県丸森町の土砂崩れ現場(16日午前11時39分)=共同

行方不明者の捜索が続く宮城県丸森町の土砂崩れ現場(16日午前11時39分)=共同

台風19号で土砂崩れが起きた宮城県丸森町の山間部では16日朝、警察官らが前日に続き、まだ複数いるとみられる不明者の救助や捜索のため土砂や倒木で覆われた集落で捜索を始めた。住民は「とにかく早く見つかって」と祈るように話した。

廻倉(まわりぐら)地区には午前9時すぎ、車両数台から警察官が降り立った。消防と合わせ約100人態勢という。

宮城県警の機動隊員はロープやヘルメットを身に着けながら「(中腹から)住宅が押し流された場所に向かう」と話し、気を引き締めた。警察官がドローン1機を飛ばし、上空から捜索隊が安全に通れる経路や土砂の流れを確認した。直径数メートルの岩やがれきの中を隊員はスコップを手に慎重に歩いた。

自宅の片付けをしていた大槻武光さん(50)は近所の女性が行方不明という。「復旧よりもまずは救助だ。これに尽きる」と話した。自宅脇の畑に土砂が流れ込んだ大槻次子さん(71)は知人女性が行方不明だ。12日夜に「雨が強いから気を付けようね」と電話したのを最後に連絡が取れない。「これほどの被害になるとは……。とにかく心配です」とうつむいた。

丸森町役場で午前10時ごろから記者会見した保科郷雄町長はやや疲れた表情を見せながら「行方不明者の捜索と安否確認を町内全域で行い、孤立集落には食料や水をヘリコプターなどで投下している」と説明した。

罹災(りさい)証明書の申請で役場を訪れた会社員の佐藤真二さん(48)は「断水が続いている。インフラの復旧を急いでほしい」と訴えた。

災害ごみの受け付けも始まり、役場前のグラウンドにはごみ袋や家具などが積み上がった。

〔共同〕

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