台風19号の死者76人に 18~19日は大雨の可能性

台風19号
2019/10/16 10:56 (2019/10/16 18:54更新)
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濁流が押し寄せ、水が残ったままの住宅地(16日午前、長野市)

濁流が押し寄せ、水が残ったままの住宅地(16日午前、長野市)

12日夜から13日未明にかけて東日本を縦断した台風19号による住宅の浸水被害は16日、1万棟を超えた。12都県で74人の死亡が確認された。被害の全容はなお不明で、さらに膨らむ可能性がある。停電や断水も続き、インフラの復旧や生活再建には時間がかかる見通しだ。

気象庁は16日、被害が大きかった東北や東日本では18~19日に大雨になる可能性があるとして注意を呼びかけた。台風19号の被災地では土壌中の水分が多く、土砂災害や浸水が起きやすくなっている恐れがある。

総務省消防庁によると、16日午前6時時点で住宅の浸水被害は1万3081棟だった。床上浸水は6694棟、床下浸水は5364棟となった。全壊は35棟、半壊は35棟で、一部損壊は953棟。被害が多数の群馬県はまだ集計していない。

国土交通省によると、16日午前5時時点で、7県の55河川で79カ所の堤防決壊を確認した。土砂災害は19都県で199件。同省は16日、堤防が決壊した国管理の7河川について原因究明や復旧工法を検討する調査委員会を設置する方針を明らかにした。

厚生労働省によると、最大15万3千戸だった断水は16日午前5時時点で13都県の11万6千戸で復旧していない。浄水場の水没や水道管の破裂などが原因で、生活再建や自宅の片付けなどに影響が出ている。

行方不明者の捜索が続く宮城県丸森町の土砂崩れ現場(16日午前)=共同

行方不明者の捜索が続く宮城県丸森町の土砂崩れ現場(16日午前)=共同

一方、一時最大52万戸だった停電は解消が進み、16日午前9時時点で約1万1400戸になった。台風15号の停電が長期化した東京電力パワーグリッドの管内は4200戸まで減った。中部電力は河川が氾濫した長野県で6460戸、東北電力は740戸だった。

死者数は16日時点で12都県の74人。各地の死者数は、福島26人▽神奈川14人▽宮城14人▽栃木、群馬4人▽長野3人▽岩手、埼玉、茨城2人▽東京、千葉、静岡1人。内閣府によると、15日午後時点で1都12県の5千人以上が避難生活を送っている。

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