韓国中銀が利下げ、1.25%に 景気下支え

2019/10/16 11:41
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【ソウル=鈴木壮太郎】韓国銀行(中央銀行)は16日の金融通貨委員会で、政策金利を0.25%引き下げて年1.25%とすることを決め、即日実施した。利下げは7月以来3カ月ぶり。世界経済の減速や半導体の市況低迷が長引くなか、景気の下支えが必要だと判断した。

韓国経済は半導体メモリーの好況を追い風に回復基調が続き、韓国銀は17年11月、18年11月と0.25%ずつ利上げし、金利は1.75%まで上昇した。ただ、昨秋から始まった半導体市況の悪化で景気が減速。今年7月、3年ぶりに利下げに転じた。

輸出相手国としてそれぞれ1位、2位の中国と米国の貿易紛争も韓国経済に影を落としている。8月30日の前回の金融通貨委では7月の利下げの効果や、米国の金融政策の行方を見極めるのが適切だとして1.5%に据え置いたが、2人の委員が利下げを主張していた。

韓国銀の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は今月8日、国会で「世界経済の成長鈍化、半導体の景気回復の遅れで不確実性は一層大きくなった」と分析。「緩和を追加調整するかはマクロ経済と金融の安定状況の変化を綿密に点検して判断する」と発言したことで、市場では16日の利下げはほぼ確実とみられていた。

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