貧困層の子にモデルの夢を フィリピンで無償校設立へ

2019/10/16 10:12
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貧困層の子どもをモデルにしたファッションショーで記念写真に納まる西側さん(前列中央左)ら(2月、マニラ)=西側さん提供・共同

貧困層の子どもをモデルにしたファッションショーで記念写真に納まる西側さん(前列中央左)ら(2月、マニラ)=西側さん提供・共同

フィリピンの首都マニラの貧困地区で暮らす子どもたちが無償で通えるファッションスクールを設立する計画が進んでいる。2020年9月に「coxco Lab(ココラボ)」を開校し、モデルやヘアメークを通して社会貢献できる人材育成を目指す。

企画に携わっているのは、関西圏の大学生ら約20人でつくるNPO法人「DEAR ME」など。神戸女学院大(兵庫県西宮市)に通っていた西側愛弓さん(24)が15年に設立し、フィリピンで貧困層の子どもをモデルにしたファッションショーに取り組んでいる。

おしゃれを体験して夢や自信を持ってもらうのが目的だったが、子どもたちはショーが終わると、ごみ山のスラムに戻らないといけないのが現実。「モデルなどの夢をかなえるために努力できる環境を整えたい」と西側さん。ココラボの開校を決めた。

14~20歳の男女が対象で、授業料は無償にする。モデルやヘアメークのクラスを設けてオーディションでそれぞれ5人を選抜し、6カ月のレッスンを受ける。その後、各3人に絞り込み、さらに1年8カ月かけて、技術を身に付ける。

フィリピンの貧困地区で暮らす子どもたちが無償で通えるファッションスクール開校を目指す西側さん(8月、東京都内)=共同

フィリピンの貧困地区で暮らす子どもたちが無償で通えるファッションスクール開校を目指す西側さん(8月、東京都内)=共同

卒業した子どもたちがモデルとして活動できるよう受け皿となる会社も起業する方針で、西側さんは「フィリピンの子は、自己表現が上手。ファッションを通じて世界で活躍できるモデルを育てたい」と意気込む。

衣装やレッスン着、鏡など開校に必要な備品は、計画に賛同する企業から提供してもらうという。開校の初期費用を約500万円と見込み、費用の一部に充てるため、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で10月下旬まで支援を募っている。

〔共同〕

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