老人ホーム殺人で懲役19年 元介護職員の男、横浜地裁

2019/10/16 9:34
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神奈川県横須賀市の老人ホームで1月、入居者の菅谷伊津子さん(89)を殺害したとして、殺人や窃盗などの罪に問われた元職員、田村真樹被告(32)の裁判員裁判で、横浜地裁は16日までに、懲役19年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。通帳を隠したとする器物損壊の罪は無罪とした。

青沼潔裁判長は判決理由で、介護職員としての信頼を裏切り、立場を悪用した犯行と指摘。「現金を引き出した上に、菅谷さんに露見すると、他の職員に発覚して仕事を失うのを恐れて殺害した」と述べ、「犯行動機は、保身のためには命を奪うこともいとわない自己中心的なものだ」と非難した。

被告は、菅谷さんの部屋から通帳を持ち出して事務所の机に隠したとされたが、部屋の鍵は5本保管されており、被告以外にも菅谷さんが不在にする時間を把握していたことなどから、第三者の入室が可能とし、無罪と判断した。

判決によると、1月24日朝、横須賀市の老人ホームの居室で菅谷さんの首を腕で絞めて殺害したほか、昨年12月~1月までの間、菅谷さんのキャッシュカードでATMから9回にわたって計125万円を引き出した。

〔共同〕

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