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海外REIT型、QUICKファンドスコアで比較

2019/10/24 12:00
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長期投資にふさわしいかどうかの視点から個別の投資信託をランク付けした「QUICKファンドスコア」。QUICK資産運用研究所が算出し、日本経済新聞電子版などで公開している。海外の不動産投資信託(REIT)で運用する純資産総額(残高)が大きい投信のスコアを比べてみた。

QUICKファンドスコアは、各投信を(1)リスクの適正さ(2)運用成績の安定度(3)下げ相場での抵抗力(4)リターンに見合ったコスト(5)分配金の健全度――の5項目でそれぞれ評価し、10段階で点数化した「総合スコア」を算出。点数が高いほど、分類が同じ投信の中で相対的に長期保有に向いていることを示している。

長期保有するのは運用実績が長い投信の中から選ぶのが望ましいという考えに基づいて、設定からの経過年数が長いファンドほど評価を高くしている。スコアの付与対象は、設定後3年以上(インデックス型は設定後10年以上)が経過した投信。

スコアが付いた「海外REIT型」の残高上位10本を見ると、9月末時点のスコアは3~10にばらついた(図表1)。米国REITを主な投資対象とするファンドだけで比べても、運用成績に大きな差はないのにスコアはばらついている。長期投資に向いているかどうかの観点から多角的に評価するファンドスコアならではだ。

具体的に個別の総合スコアを見てみると、残高1位の「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」は最高の10(図表2)。スコア算出の基となる5項目中、「分配金健全度」を除く4項目が総じて高かった。特に「下値抵抗力」のスコアは10ファンドの中で最高だった。

残高2位の「新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)」は6。「リターン」は高かったが、「リスク」と「下値抵抗力」「分配金健全度」が低く、総合スコアを押し下げた。

残高上位10本のうち総合スコアが最も低かったのは、世界各国のREITで運用する「ワールド・リート・オープン(毎月決算型)」の3。どの項目も総じて低く、「リターン」と「コスト」「分配金健全度」の3項目は10ファンド中で最低だった。

(QUICK資産運用研究所 小山乃正)

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