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若き日本、銅2つの試練 世界体操、昨年成績に及ばず

Tokyo2020
2019/10/15 20:41
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【シュツットガルト(ドイツ)=本池英人】13日に閉幕した体操の世界選手権で日本男子は団体総合、種目別平行棒の萱和磨(セントラルスポーツ)の銅メダル2個という結果に終わった。2年連続で金メダルに届かず、銀2・銅2だった昨年からメダルの色も数もスケールダウン。個々の奮闘や成長は示したが、ライバルの進化の速さはそれ以上だった。

日本は個々の成長は示せたが、ライバルの進化の速さはそれ以上だった(9日、シュツットガルト)=共同

日本は個々の成長は示せたが、ライバルの進化の速さはそれ以上だった(9日、シュツットガルト)=共同

「与えられた試練を考えれば、かなり我々としては成長できた。いい大会だった」。団体決勝の後、水鳥寿思強化本部長は苦しかった台所事情に言及した。

内村航平(リンガーハット)らリオデジャネイロ五輪メンバーが故障などで全員落選し、5人のうち3人が初出場という若い布陣。しかも主軸の谷川航(セントラルスポーツ)が大会直前で左足首を痛め、決勝は2種目出場にとどまった。

「僕がケガをしなければ勝てた」と谷川航は悔やんだが、ベストの陣容だったとしても果たしてメダルの色や数が変わったかどうか。自分たちの事情ばかり気にしていると、他国の強さから目をそらすことになる。

今大会を席巻したのはロシアの強さだった。個人総合を制したニキータ・ナゴルニーの得点は6種目合計88.772点と驚異的で、「見ていて失敗する気がしない。今の日本にあれだけできる選手はいない」と水鳥本部長も脱帽する。2位のアルトゥール・ダラロヤンと合わせた両エースは盤石だ。

中国も平行棒で16.383点を出した鄒敬園らスペシャリストに加え、肖若騰ら力のあるオールラウンダーがずらり。鉄棒の落下など時折出るむらっ気が玉にきずだが、地力はロシアを上回る。

両国とも脚をきっちりそろえ、着地で頭を下げないなどルールに忠実な実施でEスコア(実施点)を大きく伸ばした。その点で水をあけられた日本だが、18歳の橋本大輝(千葉・市船橋高)の正確な演技は国際審判に高く評価された。若さゆえの勢いなどと軽く見ず、範として見習う意識を持たなければ東京五輪での巻き返しなどおぼつかないだろう。

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