「IR誘致、マイナス面含め評価を」横浜市議会に有識者

2019/10/15 20:23
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横浜市議会の政策・総務・財政委員会は15日、カジノを含む統合型リゾート(IR)について、静岡大学人文社会科学部の鳥畑与一教授から意見を聞いた。鳥畑氏はIRの建設で、IR以外で期待できる税収が減少しかねないことや、社会的コストが膨らむ恐れもあると指摘。IR誘致に対し「マイナス効果も含め総合的な評価を踏まえ、判断すべきだ」と述べた。

IRへの懸念などについて意見聴取した(15日、横浜市)

鳥畑氏は横浜市が募集した構想案や経済効果に対し、「海外実績を踏まえると背伸びをした数字だ」と語った。そのうえで、日本のIRがモデルとするシンガポールは「IRが観光の国際評価を上げるものになっていない」と述べ、カジノ抜きで国際会議や展示会など「MICE」を強化すべきだとの認識を示した。

同委員会は8月にIRに関連し、東洋大学国際観光学部の佐々木一彰教授からも意見を聴取した。佐々木氏は「横浜の観光ブランド価値が弱体化しており、地域のアイコンが必要だ」と指摘。生産年齢人口の減少に伴う税収減への対策の一つとしてIR誘致が横浜の活性化につながる可能性が期待できるとした。

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