京葉銀行は15日、鎌ケ谷支店(千葉県鎌ケ谷市)を移転開業した。ITの活用や相談に応じやすい環境で、個人顧客のコンサルティングに特化した店舗運営を推進する。
新店舗(地上2階建て、延べ床面積406平方メートル)は、新京成鎌ケ谷大仏駅から徒歩6分。道路整備に伴い、これまでの店舗から200メートルほど北東の土地で新築した。支店の1キロメートル圏内は65歳以上の人口比率が3割を超えるなど高齢化が進んでおり、65歳以降の取引数は支店全体の34%、預金シェアは56%を占める。
相続や資産運用の相談の需要が見込めることから、コンサルティング機能を強化する。窓口は座って応対するローカウンターを2つ設置。これまで設けていたハイカウンターは廃止し、代わりに顧客からの相談に応じる「コンサルティングルーム」を新たに2室設けた。
指動脈で認証できる機械やタブレットの設置などIT活用も進める。「事務作業を効率化することで、顧客との接点を拡大する」(熊谷俊行頭取)店舗を目指す。そのほか、多目的トイレの新設や、駐車場を同一敷地内に作ることで顧客の利便性を高めた。