埼玉県、財源不足は1365億円 来年度見通し

2019/10/15 20:16
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埼玉県は15日、大野元裕知事就任後初めてとなる2020年度の予算編成基本方針を発表した。一般財源ベースの収支不足額は1365億円で前年の方針策定時より206億円増えた。高齢化や幼児教育・保育の無償化などに伴う社会保障関連経費の増加が財政を圧迫している。

基本方針は大野知事が掲げた公約の実現を目指し、(1)日本一暮らしやすい埼玉の実現、(2)「誰一人取り残さない」SDGs施策の推進~埼玉版SDGs~、(3)厳しさを増す財政状況を打破するための行財政改革――の3項目を大きな柱とした。

歳入は1兆5393億円。景気の先行き不透明感により法人税収入の減少を見込むものの、消費増税などにより、19年度当初予算に比べて3.8%増となる。

歳出は7.0%増の1兆6758億円。後期高齢者の医療・介護に関わる負担が増えるほか、幼保無償化分も計上する。社会保険関連経費は3003億円と10.1%増える。

例年、事業を絞り込む前の基本方針策定の際は大幅な財源不足の見込みとなる。県は今後、基本方針に盛られた事業の必要性などを精査し、財源不足額を圧縮する。

大野知事は「歳入歳出は年々厳しさを増している。両面から徹底的に見直すことで、持続可能な県政運営を支える財政基盤の強化をはかっていきたい」と話した。

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