ミル、商品情報を表示する動画アプリ開発へ
動画編集サービスのMIL(ミル、東京・新宿)は消費者がスマートフォンなどで動画を見ている際に画面の一部をタップすると商品情報などを表示する「インタラクティブ動画」のアプリ開発に乗り出す。

これまでは企業の担当者がミルの編集プラットフォーム上で商品情報などを動画に埋め込んでいく作業が必要だった。新開発のアプリではスマホで作業できるようにする。
同社は新事業を進める目的などでSMBCベンチャーキャピタル、成果報酬型のネット広告を手掛けるフォーイット(東京・渋谷)、就職などの情報サービスのマイナビ(東京・千代田)の3社を引受先とする第三者割当増資を実施し、1億3000万円を調達した。
インタラクティブ動画は一般的な動画広告よりもユーザーの購買にもつなげやすい特徴がある。同社は2017年12月にサービスを開始して以来、1200本強の動画を作成した実績を持つ。
20年には高速で大容量の通信が可能となる次世代規格「5G」の商用化が始まる。スマホ動画を通じて商品情報を提供するマーケティングが一段と活発になりそうだ。
(斎宮孝太郎)