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外食8社が最終増益 19年3~8月期、新メニューや値上げで

企業決算
2019/10/15 20:30
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主要な外食チェーンの2019年3~8月期決算が15日に出そろった。店舗スタッフらの人件費や物流費がかさむ中で、値上げやメニュー構成の工夫で壱番屋吉野家ホールディングスなど8社が最終増益を確保した。もっとも、10月の消費増税で客足が鈍っているチェーンもあり、先行きは楽観できない。

ドトール・日レスホールディングスが同日発表した3~8月期の連結決算は、純利益が前年同期に比べて3%増の38億円だった。

主力の喫茶チェーン「ドトールコーヒー」では、4月にカフェ・ラテなどミルク入り飲料を値上げして乳価が上がった分を吸収した。定番の「ミラノサンド」はアボカド、エビなどを使った新商品、飲料はタピオカ入りドリンクなどが客単価を押し上げた。

20年2月期の年間配当は前期より2円増やし、34円にする。

3~8月期に最終増益になった外食各社は、高価格帯の新メニューや値上げで客単価を上げた。

牛丼の「超特盛」(税抜き722円)や期間限定の「特選すきやき重」(税込み860円)がヒットした吉野家の既存店客単価は4.2%伸びた。同社は既存店の客単価と客数を開示している7社で唯一、いずれも前年同期比プラスだった。

壱番屋は「カレーハウスCoCo壱番屋」で3月、主力の「ポークカレー」など数品目を約20円値上げした。客単価の1.9%上昇に寄与した。カレーは牛丼などに比べて競合チェーンが限られる面があり、客数は0.5%減で踏みとどまった。

一方、ラーメン店「日高屋」のハイデイ日高は既存店売上高が2.8%減と振るわず、最終利益が13%減った。働き方改革で会社員らの帰宅が早くなり「ちょい飲み」が減った影響が大きい。既存店客数が3.1%減と大きく落ちこんだ。

英国風パブを展開するハブは最終利益が23%減った。前年同期のサッカーのワールドカップ(W杯)の反動で客単価が3.8%減になり、新規出店コストが増えたことも響いた。

3~8月期を増益で乗り切った各社も、消費増税の影響が懸念される下半期は予断を許さない。ドトル日レスの星野正則社長は15日の記者会見で「10月に入り『ドトールコーヒー』などの客数が前月に比べて落ちこんでいる」と述べた。

既存店売上高が2.9%減だったリンガーハットは8月、価格を抑えたランチメニューを開始。日高屋もギョーザの値下げキャンペーンに踏み切った。消費増税で消費者の財布のひもが固くなる中、客単価上昇による収益改善はハードルが上がっている。

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