貧困の解消「実験」で迫る ノーベル経済学賞、途上国支援に応用
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2019年のノーベル経済学賞の受賞が決まった米マサチューセッツ工科大(MIT)のエステール・デュフロ教授ら3氏は、発展途上国の貧困を解消するうえで効果的な政策を実験で確かめる手法を徹底した。1990年代から2000年代にかけて世界中に広がり、国際協力機構(JICA)なども途上国支援の現場で成果を生かしている。
「開発経済学を根本的に刷新した」。14日、スウェーデン王立科学アカデミーはデュフロ氏の夫...
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