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チュニジア大統領選、憲法学者のサイード氏当選 汚職撲滅を訴え

【カイロ=飛田雅則】北アフリカのチュニジアの選挙管理当局は14日、13日実施の大統領選で憲法学者のカイス・サイード氏(61)が得票率72.71%を獲得し当選したと発表した。無所属で出馬したサイード氏は汚職撲滅を訴え、経済低迷などに対処できない既存政党に不満を抱く有権者の支持を集めた。

大学教授を務めたサイード氏は資金の必要な集会を開かず、貧しい地域を歩いて回り支持を訴えた。清廉なイメージで、汚職や縁故主義を批判する若者の支持を広げた。同氏は13日夜に優勢が伝えられると「選挙戦を引っ張ってくれた若者に対して、私は責任を果たしたい」と語った。無所属で出馬したが、13日の投票前に議会第1党のイスラム政党アンナハダが同氏の支持を表明した。

対抗馬となったメディア王と称されるナビル・カルウィ氏(56)は8月に脱税などで拘束され、投開票日直前に釈放された。貧困者支援や過激派対策などを主張したが、伸び悩んだ。

チュニジアの大統領選は2011年の民主化運動「アラブの春」で長期独裁政権が崩壊後、2回目。26人が立候補した9月の投票では、既存政党から推薦を受けたシャヘド首相ら有力候補が相次いで落選。今月13日にサイード氏とカルウィ氏の決選投票が実施された。

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