吉野さん、ノーベル賞決定後初講義 名古屋・名城大

2019/10/14 14:45
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ノーベル化学賞の受賞が決まった旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)が14日、教授を務める名城大(名古屋市天白区)で、受賞決定後初めての講義に臨んだ。大学院の学生約20人を前に、吉野さんは「授賞式では私なりのメッセージを世界に向けて発信したい。若い皆さんの意見も色々と聞かせてもらいたい」と語りかけた。

名城大学の大学院生に講義する吉野教授(左)(14日、名古屋市天白区)

名城大学の大学院生に講義する吉野教授(左)(14日、名古屋市天白区)

吉野さんは2017年に名城大の教授に就任し、現在は毎週月曜日、理工学研究科の大学院生向けに、材料工学に関する講義を担当している。この日のテーマは「リチウムイオン電池の開発史」。午前9時すぎ、吉野さんは大きな拍手の中で教室に入り、満面の笑みで花束を受け取った。

吉野さんは「受賞直後は何が起こったかも分からない状況だった。週末はのんびりできたが、今は責任感で肩が重くなっている」と苦笑い。出席した大学院1年の出口貴大さん(22)は「いつもと変わらず、研究のためになる授業をしていただいた。残りの講義も、先生の一言一言にしっかり耳を傾けたい」と笑顔を見せた。

記者会見する名城大学の吉野教授(14日、名古屋市天白区)

記者会見する名城大学の吉野教授(14日、名古屋市天白区)

吉野さんは講義後記者会見し、「研究の道筋をつける方法を提案するのが自分の役割。学生には私の経験や考えていることをどんどん吸い取ってほしい」とエールを送った。

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