夢の8強に熱狂の渦 ラグビーW杯、ファン万感

ラグビーW杯
2019/10/13 23:06
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日本代表がスコットランドを破って初の8強入りを決め、スタンドで盛り上がる観客(13日、横浜市の横浜国際総合競技場)

日本代表がスコットランドを破って初の8強入りを決め、スタンドで盛り上がる観客(13日、横浜市の横浜国際総合競技場)

夢にまで見た8強、ついに――。13日夜のラグビーワールドカップ(W杯)、日本代表のスコットランド戦。台風19号の影響で一部鉄道の遅延などが続くなか、会場の横浜国際総合競技場には6万7千人を超すファンが集い、一進一退の攻防に大声援を送った。スタンドは赤と白の日本カラーに染まり、歴史を塗り替える1次リーグ4連勝に酔いしれた。

日本は鮮やかな連係で前半に逆転したが、強豪スコットランドも意地で食らいつく。日本リードで迎えた終了間際、この日一番の「ニッポン」コールとカウントダウンが巻き起こった。程なくして訪れた歓喜の瞬間。スタジアムは両手を突き上げて歓喜するファンで興奮のるつぼと化した。

喜ぶスタンドのファン(13日、横浜市の横浜国際総合競技場)

喜ぶスタンドのファン(13日、横浜市の横浜国際総合競技場)

「何も言うことない。最高。チーム全員がMVPだ」。東京都豊島区の男性会社員(42)は興奮を抑えきれず、勝利直後から周囲とハイタッチを繰り返した。妻と観戦した町田市の男性(57)は「第1回のW杯から応援してきて世界で勝てない時期もあったが、やっとこの日が来た。夢にまで見た瞬間」と感無量の様子だった。

試合は関東を直撃した台風19号の影響で開催が危ぶまれたが、大会組織委員会はこの日、午前11時前に予定通りに実施すると発表した。インフラ復旧の遅れなどから場内の一部の売店を休業するとし、ソフトドリンクの持ち込みを認める異例の対応をとった。

午後5時前の開場後すぐにスタンドの席についた東京都立川市の団体理事の男性(57)は「朝からソワソワして仕方なかった」。何度も組織委のホームページをチェックして、ようやく開催が決まったのを見て胸をなで下ろした。40年来のラグビー好き。「今大会の日本は選手層が厚くてすごくいいチーム。決勝トーナメントでも勝ち進んでほしい」と期待する。

会場にはスカート状の伝統衣装「キルト」をまとって観戦するスコットランドファンの姿も。2週間ほど前にグラスゴーから来日したというポール・ホグさん(27)は「つらいけど、日本は勝ちにふさわしいプレーだった。文句はないよ」とたたえていた。

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