長野市、被害全容判明になお時間要す 台風19号

2019/10/13 19:14
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台風19号の被害に伴う千曲川の決壊で大規模な浸水被害のあった長野市は13日、被害状況などについての記者会見を開いた。同日昼時点で市内に開設した避難所数(自主避難を含む)は54箇所で、避難者数は6000人強にのぼった。人的被害は現状、確認されていない。ただ建物への被害状況は浸水した地域から水が引かなければ判明が難しいと説明。市全体の状況判明には数日以上の時間がかかるとした。

堤防が決壊し、川の水があふれた(13日午後、長野市)

消防などによる救出作業が進む(長野市、13日午後)

同日の会見で加藤久雄市長は、市内で発生した千曲川の堤防決壊による市内への浸水被害について「これほどの大きな被害になるとは思っていなかった」と話した。

人的被害は現在確認されていないが、同市穂保地区など一部地域は浸水被害が甚大で状況確認に行けない。加藤市長は「確認作業に入れない地域に残された人がいないかどうかの安否確認をなんとしてもやっていく」とも強調した。

床下浸水や床上浸水など建物への市全体の被害状況はわかっていない。穂保地区などではまだ多くの水が滞留しており、水がなくならないと確認作業を進められないためだ。市の危機管理防災課は「水が引くには数日以上がかかる」と話し、被害状況の全容判明にはなお時間を要するとの見方を示した。

一方、鉄道インフラなどは徐々に回復しつつある。JR東日本は13日、運転を見合わせていた北陸新幹線について、同日夕刻から上りと下りでそれぞれ、一部の運行を再開すると発表した。

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