ブルーシート足りない 大型台風再来の千葉県
5万枚近い要請に対し備蓄2.8万枚

2019/10/13 13:30
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台風19号の暴風雨で剥がれ落ちた屋根のブルーシート。先の台風15号で受けたとみられる被害が今も残る(13日午前、千葉県鋸南町)=共同

台風19号の暴風雨で剥がれ落ちた屋根のブルーシート。先の台風15号で受けたとみられる被害が今も残る(13日午前、千葉県鋸南町)=共同

台風15号、19号と大型台風の被害が相次いだ千葉県で一部の救援物資に不足感が出ている。損壊した住宅の応急処置に使うブルーシートは県内市町村から5万枚近くの要請(13日午前9時現在)が来ているのに対し、県の備蓄は2万8000枚程度にとどまる。県は民間企業やほかの自治体に協力を求める方針だが、必要量を確保するメドは立っていない。

千葉県が13日開いた災害対策本部会議で、防災担当部局が物資不足の状況を森田健作知事らに報告した。

台風15号では県内全体で4万棟を超える住宅が損壊し、県は国の援助分を含む20万枚以上のブルーシートを被災地に放出した。備蓄量の回復を進めている最中に台風19号が襲来したため、ブルーシートの不足感が一気に強まった。

千葉県警は13日早朝、台風15号の被害が大きかった南房総市や鋸南町の被災状況をヘリコプターで上空から調査した。台風15号の応急処置が終わった住宅では「ブルーシートがはがれたり、飛ばされたりする状況が散見された」。台風15号の際に放出したブルーシートが多く失われた場合、必要量はさらに増える可能性もある。

千葉県が13日開いた災害対策本部会議で、ブルーシートや土のう袋の不足が報告された(13日、千葉県庁)

千葉県が13日開いた災害対策本部会議で、ブルーシートや土のう袋の不足が報告された(13日、千葉県庁)

土のう袋も県内の市町村から11万袋超の支援要請が来ているのに対し、県の備蓄は5万7000袋にとどまっている。県災害対策本部は事前に災害協定を結んでいた企業・団体に協力を求めているが「必要量に追いつかない」(担当者)。ブルーシートの在庫を抱える建設会社や台風被害が少なかった都道府県にも提供を依頼し、必要量を確保したい考えだ。(千葉支局 下村恭輝)

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