河川氾濫、東北でも相次ぐ 台風19号は東海上へ

大型の台風19号は13日未明、東北地方を北東寄りに進み、海上に出た。福島県や宮城県、岩手県では広い範囲で大雨が降って河川が氾濫し、住宅などへの浸水被害の通報も相次いだ。
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岩手県の久慈市や岩泉町などでは13日未明、レーダー解析で約100ミリの猛烈な雨が降り、気象庁は記録的短時間大雨情報を出した。豪雨の影響で河川の氾濫が相次ぎ、福島県の阿武隈川や夏井川、宮城県の吉田川などで氾濫が発生した。ほかにも多くの河川が氾濫危険水位を超えるような水位にまで増水した。
岩手県は13日、釜石市で川の氾濫などで孤立している地域があるとして、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。
停電も続き、東京電力パワーグリッドによると13日午前4時半時点で9都県で約32万件が停電。中部電力管内でも午前4時時点で約6万件が停電している。
気象庁によると、台風は13日夕までには日本の東海上で温帯低気圧に変わる見通し。海上では猛烈なしけとなっている。引き続き風も強く、13日昼すぎにかけて北日本から東日本では広い範囲で非常に強い風が吹く。
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