ルノー、外部に次期CEO探し依頼 日本語への意欲も

日産の選択
2019/10/13 0:08
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【パリ=白石透冴】フランス自動車大手ルノーは解任したティエリー・ボロレ前最高経営責任者(CEO)の後任に「カリスマ性があって日本語を話す意欲がある人」という基準を掲げ、ヘッドハンティング会社に人材探しを依頼したことが分かった。ボロレ氏の社内でのあつれきは、今年夏ごろから高まっていたことも明らかになった。

ボロレ前CEO(左)とスナール会長(右)の関係は当初良好だった(3月)=ロイター

仏紙フィガロが11日、報じた。ボロレ氏は11日の臨時取締役会で解任され、クロチルド・デルボス最高財務責任者(CFO)が暫定CEOに就いた。外部人材を中心に新しいCEOを探す。

11日の臨時取締役会では、まずボロレ氏が解任に納得しないといった様子で自身の正当性を書いた声明を読み上げた。

だが採決ではルノー取締役を務める日産自動車の山内康裕暫定CEOなど計3人だけが棄権し、ボロレ氏の解任が成立した。

2019年1月にCEOに就任したボロレ氏はジャンドミニク・スナール会長と良好な関係だったが、夏ごろから人事などを巡り意見の対立が出てきたという。スナール氏に業務報告する前に全て自分を通すようボロレ氏が周囲に求め、2人の関係は悪化した。

フィガロによると、ボロレ氏はルノー元会長兼CEOのカルロス・ゴーン被告が逮捕された後の18年12月、社内に日産との経営統合を実現するためのチーム「オレンジグループ」を発足させた。ボロレ氏への嫌悪感を示す声は日産幹部からも強かった。

スナール氏は臨時取締役会の前の週に仏首相府、仏経済・財務省の幹部と面会し、解任への合意を取り付けた。動きを知ったボロレ氏は各方面に連絡を取って抵抗したが、既に外堀は埋まっていたという。

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