中印首脳、対米念頭に2国間貿易を拡大へ

2019/10/12 16:51
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【ニューデリー=馬場燃】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は12日、滞在先のインドでモディ首相と2日目の首脳会談を開いた。中印はそれぞれ米国と貿易問題で対立しており、対米を念頭に中印の貿易を拡大することで一致した。両国首脳が協調関係を演出した格好だが、カシミール問題や南アジア地域での経済圏拡大を巡る衝突の火種は消えていない。

習氏とモディ氏はヒンズー遺跡を前に協調を演出=ロイター

両氏の非公式会談は2018年春に中国で開いてから2回目。2国間の貿易や投資を増やすことを確認し、新しく閣僚級の対話の場を設けることで一致した。インドは巨額の対中貿易赤字を抱え、これをどう是正するかが課題になる。

両氏は世界のテロリズムや過激思想を監視する方針も共有した。ただ経済や安全保障で円滑な関係の構築が進むかどうかは不透明だ。

中国はインドが8月に実効支配を強めたカシミール地方の問題について「地域情勢を複雑にする」と公に批判してきた。一方のインドも中国がパキスタンやモルディブなどで進める広域経済圏構想「一帯一路」に強い警戒心を示している。

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