米、サウジに数千人増派 イランに対抗

2019/10/12 2:16
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米国防総省(ワシントン)=AP

米国防総省(ワシントン)=AP

【ワシントン=中村亮】米国防総省は11日、サウジアラビアに数千人規模の米兵を増派すると発表した。イランの脅威に対抗するため戦闘機部隊やミサイル防衛システムの運用部隊を中心に追加派遣する。米メディアによると純増は2000人前後になる。シリア北東部に駐留してきた米軍の一部撤収がトルコの進軍を許したとの批判が強まっており、増派で中東での米軍の存在感を印象づける狙いもありそうだ。

エスパー米国防長官は11日の記者会見で、今回の増派がサウジ側の要請だと説明した。9月に起きたサウジの石油施設への攻撃については「現時点で集めた証拠はイランに責任があることを示す」と改めて指摘した。「イランの悪意に満ちた行動だ。国際的規範に反する」とも非難した。国防総省は増派規模について駐留期限を延長する米兵などを含めて3000人になると説明した。

無人機や巡航ミサイルによる攻撃を許したことを踏まえ、防空体制を強化する。2基のミサイル防衛システム「パトリオット」と1基の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)を配備する。戦闘機部隊の配備は攻撃力を誇示し、イランをけん制する狙いがあるとみられる。米政権は9月にもサウジに200人の増派を決めていた。

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