黒谷の19年8月期、最終赤字に 米中摩擦響く

2019/10/11 20:17
保存
共有
印刷
その他

黒谷が11日発表した2019年8月期の連結決算は最終損益が2億3000万円の赤字(前の期は4億6200万円の黒字)だった。米中貿易摩擦の激化で銅価格が下落し、製錬会社などに販売する銅スクラップの利ざやが縮小。在庫評価損が発生したことも響いた。

売上高は11%減の506億7000万円だった。米中貿易摩擦による中国の景気減速で銅の需要が伸び悩むとの見込みから、指標となるロンドン金属取引所(LME)の銅価格が下落。LME価格に連動して取引される銅スクラップやスクリューなど船舶関連の銅合金インゴット(塊)の販売価格も下がった。

黒谷は「銅スクラップが原材料となるエアコンやバルブの需要も国内外で伸び悩んだ」と説明する。

20年8月期の連結売上高は435億7300万円、最終損益は2億5000万円の黒字を予想する。顧客の精錬所の炉修により銅スクラップの需要は減る一方、米中貿易摩擦の緩和で銅価格の上昇を見込んでいる。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]