台風19号、埼玉県内対応急ぐ

2019/10/11 19:27
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大型で猛烈な台風19号の接近を受け、埼玉県内の自治体などが被害を最小限に食い止めようと対応を急いでいる。埼玉県は11日、台風対策会議を開き、情報収集などに900人体制で当たる方針を確認。さいたま市は避難所の設置準備や選挙掲示板の一時撤去作業を進めた。3連休で多くの集客を見込んでいたイベントも相次ぎ中止が決まった。

埼玉県は台風対策会議を開き、対応方針を確認した(11日、埼玉県庁)

県は12日午前に災害即応室を設置し、全庁レベルでの警戒体制に移行する。9月の台風15号の接近時には避難情報などを発信する防災システムに不具合が出たため、再発防止を徹底する。

大野元裕知事は県幹部を集めた会議で「想像できない災害が起こる可能性がある。緊張感を持って臨んでほしい」と指示した。県内では11日に本庄市の養豚場で新たに豚コレラが発生したが、殺処分などの防疫措置は、作業員の安全を考慮し、台風通過後に着手する。

さいたま市は12日午前10時から13日午前8時半まで、学校や市民会館など市内198カ所に避難所を開設する。27日投開票の参院埼玉選挙区補欠選挙のポスター掲示板についても強風で飛散する恐れのある30カ所で一時撤去、台風通過後の13日に再設置する。

同市はこのほか、12日から13日正午まで、生涯学習総合センターや公民館など97施設を臨時休館する予定だ。市のホームページには避難所の開設状況や避難勧告などが確認できる「緊急情報」のページを設け、最新情報を市民に提供する。

埼玉労働局も来局者の安全を確保できないとして、12日に開庁予定だった県内4カ所のハローワークを臨時閉庁することを決めた。埼玉りそな銀行と武蔵野銀行は12~13日に一部店舗の休日営業を取りやめる。

イベントの中止も相次いでいる。鴻巣市商工会などは12日に予定していた花火大会の開催を取りやめた。安全確保や会場の設営が困難なことから、13日の予備日も含めて中止とした。中止は2002年に大会が始まって以来初めてという。坂戸市は12~13日の「坂戸よさこい」について、12日の開催を中止する。13日は規模を縮小して実施する方針だが、詳細は当日朝に公表する。

埼玉高速鉄道も12日に埼玉スタジアム線7駅で予定していた集客イベント「セブンフェスタ!」の中止を決めた。

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