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中部企業、台風に備え相次ぐ トヨタは3工場停止へ

名古屋トヨペットは12日、全店を臨時休業とする(11日、名古屋市)

大型で非常に強い台風19号が12日、東海から関東に上陸する可能性が強まり、中部企業にも影響が出ている。トヨタ自動車が一部工場で操業を停止するほか、従業員の出勤を見合わせるところも多い。中部電力は人員配置を見直し、電力の安定供給に万全を期す。

「終日臨時休業」。トヨタ自動車系販売会社、名古屋トヨペット東新町店(名古屋市東区)は11日昼ごろ、店頭に12日の休業を知らせる張り紙を掲示した。同社は全店の臨時休業を決定。東新町店も従業員のシフト変更などに追われた。「昨年の台風では営業時間を短縮したが、前日から終日の休業を決めるのは珍しい」(稲垣雄二朗店長)

気象庁によると、台風19号は12~13日にかけ東日本を中心に広範囲で記録的な暴風雨をもたらす見込み。鉄道網が計画運休となり、企業では従業員の安全確保を最優先に休業するところが多い。

トヨタは12日、三重、岐阜、福岡県にある子会社の3つの工場を停止する方針。通常土曜日は休みだが、当初は臨時で午前6時30分ごろから午後3時ごろまで操業する予定だった。来週以降、振り替え生産などで計画の台数を確保する見通し。

12日はスズキも静岡県内にある5つの工場すべてで操業を取りやめる。浜松ホトニクスは一部工場で稼働を予定していたが、見合わせる。オークマは従業員に出勤を控えるよう周知。はごろもフーズは主力のシーチキンを生産する工場を休止する。日本特殊陶業も名古屋市や愛知県小牧市などで生産を停止する。

インフラの維持に万全を期すのは中部電力だ。18年9月の台風24号では119万軒が停電し、初動の遅れが指摘された。今週末は静岡県内の拠点に名古屋市の本店などから支援要員を送り、緊急事態に備える。台風が通過した後、電力設備の被害状況を迅速に確認できるように点検作業も前倒しで準備する。

各社とも台風が通過する13日以降は平常の稼働・営業に戻る見通しだ。

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