ジュリアナ東京跡地 新事業が集う「お立ち台」に
quantum・高松充社長 前編(日経STARTUP X)

2019/10/18 11:41
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ウオーターフロントと呼ばれた東京・芝浦で1990年代前半に一世を風靡した伝説的なディスコ「ジュリアナ東京」。その跡地にあたるビルの一角が新興企業や大企業の技術が集うスタートアップスタジオに生まれ変わった。運営するのは博報堂の子会社、quantum(東京・港)。ここでは同社の社内起業家の発案や、大手企業との共同創業で産声をあげたユニークな事業が育ちつつある。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」に出演した高松充社長は、生活者視点を維持しながら「新しい知の探索に挑戦したい」と語った。

quantumは2014年、博報堂が出資する外資系広告会社の社内組織として立ち上がり、16年に分社化された後、19年に博報堂が100%出資する子会社となった。高松社長も博報堂の出身だ。quantumは「未来のビジネスを生む」を標榜し、自社事業としての立ち上げ、企業との共同開発、スタートアップへの支援という3つの手法で新規事業の開発に取り組んでいる。事業の共同立ち上げで連携した企業数は約50社にのぼるという。

quantumの高松充社長(左)とオーディオレーベル「SOUNDS GOOD」の安藤紘代表

quantumの高松充社長(左)とオーディオレーベル「SOUNDS GOOD」の安藤紘代表

同社のスタートアップスタジオで開発が進む事業は多岐にわたる。国産シルクの成分を生かしたスキンケア化粧品「QINUDE(キヌード)」は京友禅の老舗との共同開発で、養蚕農家が生産しても品質の関係上、着物に使われることがない生糸を活用している。オーディオレーベル「SOUNDS GOOD」は企業にまつわる様々な音をブランディングに生かす事業を展開中だ。高松社長は「生活者が求めるものをつくるうえで、我々は領域を限らない」と語る。

(2019年9月10日収録)

全編を動画配信サイト「パラビ」で配信しています
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