ルノー・ボロレ氏「強権発動を懸念」CEO巡り取締役会

2019/10/10 23:42 (2019/10/11 10:20更新)
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ボロレ・ルノーCEOは反発を強めている=ロイター

ボロレ・ルノーCEOは反発を強めている=ロイター

【パリ=白石透冴】フランス自動車大手ルノーは10日、臨時取締役会を11日朝(日本時間同日夕)に開くと発表した。関係者によると、ティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)の交代について話し合う。ボロレ氏は仏経済紙レゼコーのインタビューで「強権発動を強く懸念する」と述べ、自身の交代の動きについて反発している。

ルノーは、ボロレ氏がルノー元会長兼CEO、カルロス・ゴーン被告の側近だったことから、交代で経営体制を刷新する狙いがある。

仏テレビBFMによると、ボロレ氏に代わってクロチルド・デルボス最高財務責任者(CFO)を暫定トップとし、その間に後任探しを進めることを検討している。

取締役会後にプレスリリースを出すとみられる。当初取締役会は18日に予定していたが、次の経営体制を早期に固めることを決めたもようだ。ボロレ氏は「乱暴かつまったく予期せぬ展開で非常に驚いている」と述べた。

ボロレ氏は仏タイヤ大手ミシュランなどに勤務の後、ルノーに入社した。ゴーン元会長は2018年、ボロレ氏を最高執行責任者(COO)に選び事実上の後継者指名をしていた。そのためゴーン元会長に近いとの印象を、提携する日産自動車などに与えている。

ボロレ氏は「私が唯一責められる点はゴーン氏の提案でナンバー2に任命されたことだ」と語り、経営面でミスはなかったと訴えた。

ゴーン体制からの脱却を目指し、ジャンドミニク・スナール会長が交代を主導している。仏政府も同意しているとみられる。次期CEOはフランス人を中心に、社外の人材からも候補者を探すもようだ。

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