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トヨタ、新型の燃料電池車を公開 航続距離は3割増

トヨタ自動車は11日、2020年末に発売する燃料電池車(FCV)「ミライ」の新しいモデルを東京モーターショーで公開すると発表した。14年に発売して以来、初のモデルチェンジとなる。低重心でスポーティーなデザインに変更したほか、航続距離を30%延長させるなど性能も向上させた。

今回公開するのは、20年の発売を控えた新モデルの開発最終段階の姿となる。新たな設計開発手法「TNGA」を採用したプラットホーム(車台)を採用し、低重心化などで走行性能を向上させた。居住スペースも広げ、従来の4人乗りから5人乗りへと変更した。

燃料電池システムを刷新して発電効率を引き上げた。水素の搭載量も増やしており、一回当たりの水素充填で走れる距離は従来のモデルから約3割伸ばせるという。現行ミライの航続距離は約650キロメートルとなっている。

水素を燃料とするFCVは二酸化炭素(CO2)を排出せず、電気自動車と並んで「ゼロエミッション車」と位置づけられている。トヨタは14年に世界初の量産FCVとしてミライを発売し、この分野の技術開発でライバルをリードしてきた。

環境性能が評価される一方、価格(ミライは約740万円)が高いことや、燃料となる水素を供給するインフラの整備が遅れていることから、FCVの普及は進んでいない。ミライの14年からの累計販売台数は世界で約1万台で、年間で1000万台を売るトヨタの販売に占める割合はわずかだ。

新モデルでは量産化で燃料電池システムのコストを「現行の半分以下に引き下げる」(同社)見通しだ。より購入しやすい価格帯へと下げて、年間の販売台数は世界で3万台以上、国内で1万台以上を目指している。

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