東芝、インドネシアで水素エネ 電力公社と覚書

エレクトロニクス
環境エネ・素材
2019/10/10 20:28
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東芝は10日、インドネシアの国営電力会社のインドネシア電力公社(PLN)と、水素エネルギー供給システムの普及に向けて協調する覚書を締結したと発表した。技術や制度を整備した上で、2023年までの導入を目指す。離島の多いインドネシアでは分散型の電源システムへの需要が高まっているという。

経済産業省が主催した「日尼エネルギーフォーラム」で調印式を開いた。東芝がインドネシアで導入を目指すのは、「H2One」と呼ばれるシステム。水を電気分解して水素を生成して蓄積し、ためた水素を燃料電池で発電して電気を供給する。水素の生成や蓄積、発電を一括してできる。

離島の多いインドネシアでは送配電網を整備するのが難しく、ディーゼル発電の依存度が高い。ディーゼル燃料は船で運ぶため輸送コストがかかるほか、天候不順などによって電力の安定供給が難しくなることも多いという。一方、H2Oneでは水素をタンク内に長時間貯蔵ができるため、太陽光や風力などの天候に左右されにくい。

東芝は18年8月にインドネシアの政府機関と普及に向けた調査事業に関する覚書を結んでいた。同国は再生可能エネルギーの設備容量比率を25年に23%と、17年からほぼ倍増させる計画を掲げている。

(広井洋一郎)

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