木簡再利用の琴柱が出土 滋賀・栗東、祭祀用か

2019/10/10 20:02
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滋賀県栗東市の上砥山遺跡で、琴の音を調節する木製の琴柱が2点出土し、うち1点が文字が書かれた木簡を切断して再利用したものだったと滋賀県文化財保護協会が10日、発表した。

滋賀県栗東市の上砥山遺跡で見つかった、木簡を再利用した琴柱=共同

琴柱は高さ2.6センチ、幅3.2センチ、厚さ0.6センチ。墨で書かれた2行3文字が確認でき、1字は「道」とみられる。琴柱は琴の胴の上に立てて音程を変える道具で、琴本体の代用品として祭祀(さいし)に使われることもあった。飛鳥~奈良時代のものとみられ、不要になった木簡を琴柱に加工したと考えられる。木簡を再利用した琴柱は今回を含め18点という。

ほかにも、墨書土器やすずりなどが複数出土。同遺跡は集落跡とされてきたが、協会の内田保之主幹は「文字を使う役人がいて、役所など公的施設があったのではないか」としている。

現地説明会は19日午後1時半から。〔共同〕

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