台風19号で東北のイベント中止相次ぐ、宿泊キャンセルも

2019/10/10 19:49
保存
共有
印刷
その他

大型で猛烈な台風19号の接近を受け、東北各地で12~13日に開催予定だったイベントの中止が相次いでいる。宮城県内で東日本大震災の被災地を走る「東北・みやぎ復興マラソン2019」は中止を決めた。三陸鉄道(宮古市)は人気アイドルグループを起用した企画列車の運行を中止する。宿泊施設のキャンセルも増え、観光シーズンへの影響が懸念されている。

2018年に開催された「東北・みやぎ復興マラソン2018」(宮城県岩沼市)

三陸鉄道は、応援大使のAKB48のメンバーと鉄道旅を楽しめる「AKB48列車」を企画していたが…(8月の任命イベントで)

復興マラソンは宮城県の岩沼市や名取市など震災で大きな被害を受けた沿岸部のコースを走る。今年が3回目で、エントリーをした参加者は約1万4000人。全国からランナーが集まる予定だったが、「台風の進路や交通機関の運行状況などを勘案して中止を決めた」(マラソン事務局)

仙台大学(宮城県柴田町)は12~13日に開催予定だった「2019東北こども博」を中止する。震災の被災児童らの支援を目的に毎年開催され、昨年は約1万8000人の来場者があった。山形市内の「街なか賑わいフェスティバル」も中止が決まった。昨年は約8万人が来場したという。

岩手県などの第三セクター、三陸鉄道は応援大使を務めるAKB48グループのメンバーと鉄道旅を楽しむ企画列車の運行中止を決めた。千葉恵里さんらメンバー6人が釜石駅で募集した乗客80人とともに乗車。宮古駅まで向かって同駅前でミニライブを予定していた。福島市では12~13日に全国のご当地丼を食べ比べてもらう「全国丼サミットinふくしま2019」が中止となった。

イベント中止に伴って宿泊施設のキャンセルも出てきた。宮城県岩沼市のビジネスホテル「ホテル原田」は全47室のほとんどがマラソン参加者で埋まっていたが、中止を受けて半分以上にキャンセルが出ている。青森県の浅虫温泉、南部屋・海扇閣(青森市)では12~14日の3連休に約100人の宿泊キャンセルが発生。今後さらに増える可能性があると懸念する。

仙台管区気象台によると、今回の台風19号は台風のまま東北地方を通過する見通しだ。台風が東北地方を通過するのは2016年以来3年ぶり。当時は強風による住宅被害などが発生した。気象台は接近に備え、早めの対策を呼びかけている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]