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400リレー銅、高レベル証明…高平慎士(陸上)

Tokyo2020
2019/10/11 3:00
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6日に閉幕した陸上の世界選手権で日本は3つのメダルを獲得した。ロード種目以外で唯一となった男子400メートルリレーは2大会連続の銅。彼らにしたら最低ラインかもしれないが、前回のロンドン大会より狙いにいって取ったという点で同じ成績でも価値がある。

男子400メートルリレーで日本は2大会連続の銅。今回は狙いにいって取ったという点で前回大会より価値がある=共同

男子400メートルリレーで日本は2大会連続の銅。今回は狙いにいって取ったという点で前回大会より価値がある=共同

今回はカナダが37秒台で予選敗退するほどハイレベル。日本も気の抜けない戦いだったが、高いレベルにいることを証明した。今までのノウハウに加えて走力が確実に上がり、勝負勘もかなり養えている印象だ。

リレー初登場だったサニブラウン・ハキームを入れてチームづくりを深化できたことは今後につながるだろう。予選では3走・桐生祥秀とバトンの受け渡しがひやりとする詰まり方をしていたが決勝で改善。両者で意思の疎通をとって信頼関係を結べていた。

2走の白石黄良々が隠れた安定感でチームを支えていた一方で、予選1走の小池祐貴は大会を通して地面を押し切れていないというか、普段の力感がなかった。決勝で交代した多田修平は1走の経験者。今回は想定された走順の中で代えが効いた。9秒台の選手でも調子が悪ければ入れ替えがあるということを改めて示すレースにもなった。

桐生もサニブラウンも37秒43のアジア新記録の喜びより3位の悔しさを感じているようだった。その向上心は大事にしたい。東京五輪でも米国、英国、中国、南アフリカなどライバルは多い。

今回海外勢を見ていて「リレーを分かってきたな」と思った。我々の時代はタイソン・ゲイ(米国)やウサイン・ボルト(ジャマイカ)が3走に控える傾向があったが、最近は1走がポイント。米国のクリスチャン・コールマン、中国の蘇炳添と前半型の選手を置くことで、レースを前で進めたい狙いが透ける。日本も同様。36秒台を出せる能力を持つ米国を負かすなら3走までに2メートル以上の先行が理想だろう。

優勝した米国と日本の差は0秒33。1人当たり0秒1ほど縮めないと勝てない計算だ。決勝のバトンが全区間で流れるようだったのを見ると、やはり個々が速くなるしかないという結論に帰着する。自己ベストを高めることも大事だが、まずは本番で自己記録近くで走れるか。それだけでも金メダルに近づく。今回100メートルで10秒0台を出せたのはサニブラウンの予選だけ。コンディションづくりとピーキング。この2つが大切になる。

(富士通陸上競技部コーチ)

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