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久光製薬が10日発表した2019年3~8月期の連結決算は、純利益が前年同期比18%減の75億円だった。医療用医薬品の苦戦が響いた。一般向けの「サロンパス」シリーズは新興国での売り上げに底打ち感が出てきたが、補いきれなかった。
売上高は9%減の634億円。国内の医療用医薬品は16年に貼り薬の処方制限が始まってから苦戦が続いている。
一方、新興国の一般向け医薬品の減収幅は縮小しており、同日の記者会見で高尾信一郎取締役は「現地の需要は強いと聞いており、今後も取り込めるかがカギになる」と意気込みを示した。
20年2月期の通期見通しは据え置いた。売上高は前期比で微増の1435億円、純利益は1%増の194億円を見込む。9月には協和キリンから新薬の承認に伴う収入を得た。