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前代未聞のマラソン乱入 2004年アテネ五輪

Tokyo2020
2019/10/10 18:00
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五輪競技にアクシデントはつきものだが、2004年アテネ大会男子マラソンでバンデルレイ・デリマ(ブラジル)が見舞われたのは前代未聞の悲劇だった。36キロ付近、先頭を快走していた35歳の伏兵は沿道から飛び出した男に抱きつかれ、道路脇へ押しやられた。

男子マラソンで沿道から飛び出した男に抱きつかれたバンデルレイ・デリマ=AP

男子マラソンで沿道から飛び出した男に抱きつかれたバンデルレイ・デリマ=AP

すぐにレースに戻ったものの、一度狂ったリズムは戻らない。30秒近いリードがみるみる縮まり、ステファノ・バルディニ(イタリア)らに抜かれ3位に終わった。

それでも競技場で観客に投げキスを送り、「私は誰も責めたりはしない」と素直に銅メダルを喜ぶスポーツマンシップは称賛を浴びた。国際オリンピック委員会(IOC)は近代五輪の父・クーベルタン男爵の名を冠したメダルを贈った。

12年後、地元で開かれたリオデジャネイロ五輪の聖火リレーでは最終ランナーとして登場。事件が結果的に名声を高めた形だが、公道でいかに選手を守るかは東京でも大きな課題となる。

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